春アジの探し方
先述したように、産卵前の春アジは、回遊にムラがある。一度回遊がくれば一定期間連日止まることがないのだが、入らないときには、もう徹底的に入らない。この春、筆者も実は何度か複数のポイントを見ているが、残念ながら今のところ、昨年のような反応はない。
もしイチから春アジを探そうとならば、定番の常夜灯下もいいが、ミオ筋(船道)や、潮通しのいいポイントを見てみよう。そのような、いわば物理的に、または潮の流れに「区切られた場所」は、アジの回遊があれば、そこで必ず出入りする群れとミートできる。
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(画像=必然的にアジが通るルートを探す(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より 引用)
メバルメインと考えた方がラク
虻蜂とらず。二兎追う者一兎をも得ず、ということわざがあるが、春のライトゲーム二魚種狙いでも、確かにこの言葉通りになることが多い。せめて一魚種獲るならば、メバルメインと考えた方がいいだろう。水温が高くなりすぎるまではメバルの方が確実に釣りやすい。
筆者はアジングメインなので、なかなかそうも簡単に割り切れないのだが、メバリングメインで釣りのプランを考えてしまうとラクだ。「あわよくばアジ」でマヅメまでの時間を過ごす。そして、夜になったらメバリング開始。この考え方がベターではないだろうか。
<井上海生/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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