アオリイカの釣り方

ウキ釣りの場合、エサで誘うので基本は置き竿です。たまに竿を仰いでアオリイカを誘う程度で、エギングのように難しい動作をする必要はありません。

注意点としては仕掛けを投入したらまず、ウキが海面に浮いているか注意しましょう。ミチイトの手前などで止まっていると、ウキとして機能しません。ウキが手前で止まっているようでしたら、投入後もイトを送り出しましょう。

アオリイカのウキ釣り解説 生きエサと死にエサどっちが釣れる?
(画像=基本は置き竿で(提供:間宮隆/TSURINEWS編),『TSURINEWS』より 引用)

また、投入した仕掛けがどの程度の深さまで落ちているのか、把握できると望ましいです。アオリイカを釣る場合底を狙いますが、根掛かりしないためにも底から1、2mほどのタナ(深さ)を狙ってみてください。

アワセのコツ

海面のウキが沈むと、反射的にすぐ釣り上げたくなるかもしれません。しかし、焦らないことがアオリイカのウキ釣りでは大切です。まずはアオリイカをエサに抱かせます。そのためウキが完全に沈んで1分は待ちましょう。そしてゆっくりリールを巻いてみましょう。もし重みを感じたら、アオリイカが掛け針にかかっています。

ウキが沈んでも慌てず、まずエサに食いつかせることを意識してください。

アオリイカが釣れやすい時間帯は?

エサで誘うウキ釣りの場合、アオリイカは昼間でも夜でも釣れます。しかし夜の方がエサの小魚を求めてアオリイカが浅い場所で泳いでいる可能性が高いので、釣りやすいかもしれません。また、アオリイカのエサであるアジなどが港の外灯や月明かりに集まるので、ポイントを狙いやすくなるでしょう。

もしも夜釣りに行く場合は防寒対策やキャップライトなどの安全対策、また近隣へのマナーなどに気を付けて行いましょう。

泳がせる生きエサの種類

定番の泳がせエサはアジやイワシです。イワシは弱りやすくすぐに死んでしまうので、アジが理想の泳がせエサになります。アジなら現地でもサビキ釣りで入手可能なので、調達も難しくはありません。

アオリイカのウキ釣り解説 生きエサと死にエサどっちが釣れる?
(画像=現地調達して活かしておく(提供:井戸敏充/TSURINEWS編),『TSURINEWS』より 引用)

また、アオリイカは普段アジやイワシなどの回遊魚以外にも様々な魚を捕食しています。小メジナ、ネンブツダイなど他の小魚を使用するのもいいでしょう。

アオリイカは死にエサでも釣れる?

活きたアジやイワシを用意するのが難しい方は、スーパーなどで売っているアジでも大丈夫です。アオリイカのウキ釣りは死にエサでも釣れます。

基本的には活きエサに食いで劣ることが多いですが、エサをあまり追い回さない産卵前後の大型春イカなど、死にエサのほうが好反応を見せることもあり、非常に有効な場面も存在します。

死にエサの種類

死にエサでもイワシやキビナゴがありますが、こちらでもアジがおすすめです。特に冷凍アジがアオリイカを釣る死にエサの定番です。

スーパーの鮮魚コーナーでパック売りされているアジ(捌かれていないもの)を購入し、冷凍して死にエサにします。

死にエサの付け方

まず大きさですが12cmから15cm程度のアジを選びます。それ以上大きいと仕掛けにつけにくく、小さくても流されてしまう可能性があります。1匹まるまるつけるのでアジは切らなくても大丈夫です。頭を使うとか、内臓を使うというわけでもないのでそのまま使用します。

エサの付け方はアジの背中側に針を通す背掛けの方が、身が切れにくいので良いでしょう。

要点

・アオリイカのウキ釣りはエギングより釣りやすい
・アオリイカは底から1、2mのタナを狙う
・生きエサはアジがオススメ
・アオリイカは死にエサでも釣れる

<TSURINEWS編集部>

提供元・TSURINEWS

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