新型コロナウィルスがまん延する昨今。お手軽なアウトドアとして釣りが再注目されはじめている。その中で都会でも、山奥にも位置するマスの管理釣り場が注目されている。お手軽アウトドアのエントリーゲートとも言える管理釣り場のマス釣りについて解説していこう。

管理釣り場の概要

はじめに、管理釣り場とはルアーやフライ、エサを用いて主に放流されたニジマスをターゲットにするフィッシングである。管理釣り場=広義の釣り堀というイメージをもたれる方もおられると思うが、あなどるなかれ。季節、時間、天候によってイージーに釣れたり、はたまた苦戦したりと自然の中で人間とマスとの知恵比べができるスポーツといえる。すなわち自然と自分の考えの答え合わせが出来ることが大きな魅力である。

管理釣り場は自然渓流と異なりニジマス以外にもイワナやヤマメの固有種やブラウントラウトなど、ならではの魚が釣れることに加え、何より足元が整備されておりケガの心配が少なく、トイレや休憩所が設けられているなど、安全にかつ手軽に釣りを楽しむことができるアクティビティである。

管理釣り場の種類

管理釣り場にはその形状によりいくつかの種類があるので紹介しよう。

初めての「管理釣り場」徹底解説 【種類・選び方・服装・持ち物】
ポンド型の管理釣り場(提供:TSURINEWSライター福岡崇史)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

ポンド型

まず最も数が多いのがポンド型と呼ばれるエリアである。自然の池を利用しているエリアや人工的にコンクリートで形成された池を作り、マスを放流している場所や広大な砂防ダムに浮桟橋を浮かべているパターンなどが多い。

河川型

河川型と呼ばれるエリアは読んで字のごとく、自然河川を利用している形態のエリアである。河川の一部を区切った形状やワンドと呼ばれる河川に付随する場所を利用したものなど主に山間部に多いエリアである。

プール型

その他として近年注目されているのがプール型と呼ばれるエリアがある。市民プールなど夏以外では使用することがない施設を、冬から春頃にかけて期間限定の管理釣り場が全国各地で見られる。特に大都市近郊に多くみられる。