ヒット率は電動ジギングが圧勝

ファーストキャッチの右舷ミヨシの電動ジギンガーだが、明らかにヒット率が高い。しばらく釣り方を観察させてもらうと、電動リールの「EJモード」を活用していた。

オフショアジギングで船中ブリ&ヒラマサ連打 電動ジギング組に軍配
(画像=同船者のタックル(電動ジギング)(作図:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之),『TSURINEWS』より 引用)

昨今の電動ジギングブームもあり、各メーカーも電動ジギング専用のロッドや電動リールを発売している。その電動リールが、勝手にワンピッチや高速ジャークの動きになるように巻き上げてくれる機能がEJモード。

ロッドを持ち、サオ尻を脇挟みで固定したまま、ロッドをあおることもなく、電動リールでただただ巻き上げるのみ。「ウィン…ウィン」という独特の巻き上げ音が数回続いたかと思うと、「ウー!」と負荷が掛かったモーター音に変わり、魚がヒットしていた。

正直、手巻きで一生懸命シャクっている私からすれば納得いかないのだが、明らかに魚の反応が違う。不本意ながら、私も同じようなリズムで巻き上げてみるが、まったく反応がない。その間にもEJモードは次々と魚をヒットさせ、当日トップ釣果の12尾を釣り上げ、小型はリリースしていた。

オフショアジギングで船中ブリ&ヒラマサ連打 電動ジギング組に軍配
(画像=同船者も好釣り(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之),『TSURINEWS』より 引用)

私の隣で電動ジギングをしていた吉武さんは、中~高速巻き上げしながらロッドをあおる一般的な釣法で8尾の釣果を得ていた。私を含め、手巻きジギンガーは3~6尾と電動ジギング組に完敗であった。

オフショアジギングで船中ブリ&ヒラマサ連打 電動ジギング組に軍配
(画像=良型アラカブも反応(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之),『TSURINEWS』より 引用)

最終釣果

結果、私は3~4kgのヤズ4尾キャッチ&4尾バラシと、やや不満の残る釣果となったが、当日他船で釣行していた人らは、0~2尾ほどの釣果だったとのことで、やはり状況的には厳しかったようだ。

オフショアジギングで船中ブリ&ヒラマサ連打 電動ジギング組に軍配
(画像=全体釣果(提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之),『TSURINEWS』より 引用)

例年通りならゴールデンウイークごろまで青物の好調が続き、特にヤズの回遊が見込め、その後は大型マダイが狙えるシーズンへと突入する。機会があればまた釣行したいと思う。

<週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
入江丸
出船場所:長門市・久津漁港

この記事は『週刊つりニュース西部版』2022年4月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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