3.エサのボリュームアップ

数匹のエサをハリに掛けることを房掛けとも呼びます。メリットは、アオイソメのウネウネとした動きと体液の匂いが倍増し、視覚的にも嗅覚的にもカレイに大きくアピールさせることができます。そしてカニやヤドカリなどにエサを食べ尽くされてエサの無い状態でのアタリ待ちを減らすこともできます。

デメリットとしては、コストの問題とアワセのタイミングとなります。2匹掛けなら二倍、3匹掛けなら三倍と、金銭的な負担が大きくなります。そしてカレイのサイズによりますがハリ先まで達するのに少々時間がかかる場合があります。

何が何でも釣りたい方、今が勝負時だと読んだ時、エサの鮮度が落ちて動きが鈍い場合にオススメな方法です。新鮮で元気なアオイソメであれば、基本通り、一匹掛けで問題ないと筆者は感じております。

【2022年】投げカレイ釣り入門 ステップアップのポイント6選
(画像=【2022年】投げカレイ釣り入門 ステップアップのポイント6選エサを房掛けに(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)、『TSURINEWS』より 引用)

4.満潮時刻と干潮時刻を把握する

満潮と干潮の時刻は毎日異なります。カレイは大潮や小潮といった潮回り、朝マヅメや夕マヅメといった時間帯よりも、その日の潮の満潮と干潮を意識して釣りをした方がよく釣れる傾向であると思っております。釣り場により条件が違い、満潮前後が釣りやすい場所があったり干潮前後が釣りやすい場所があったり、絶対というものはありません。

しかし共通しているのは、満潮時、干潮時の潮が止まった状況では例え目の前にエサがあってもなかなか捕食行動をしません。そういった時間帯では河口部や、河口部周辺の堤防など、常に水の流れがある場所での実績が高く、潮止まりでも釣れ続く場合があります。

満潮からの下げ始めや干潮からの上げ始め、満潮直前や干潮直前にアタリが多く出ることが多いと感じております。潮が下げている途中や上げている途中であっても、カレイが仕掛けの近くを通過すれば同じくアタリが多くあります。潮が止まる時刻は極端に食い渋る傾向があるので、筆者の場合は休憩タイムとしてトイレを済ましたり、全く反応が得られ無かった場合は仕掛けを変えてみたり移動する時間として、潮がまた動き始める頃からまた再開するようにしております。

【2022年】投げカレイ釣り入門 ステップアップのポイント6選
(画像=【2022年】投げカレイ釣り入門 ステップアップのポイント6選満潮と干潮の時間を把握(作図:TSURINEWSライター杉浦剛)、『TSURINEWS』より 引用)