初心者がやりがちなミス

「釣る以前に『ビシをブラブラさせない』ということが大切です。出船前のレクチャーで必ず話しますが、夢中になるあまり多くの初心者がついやってしまうミスです。

ビシは先述の通り、150gほどある金属で、これが船や波の動きによってブラブラしまうと、隣の人にぶつかってケガをさせたり、その先につながる仕掛け(ハリ)が引きずり回されて危険です。

とくに、釣れたときに興奮してリールを巻きすぎてしまう人が多いです。ビシがサオ先まで来てしまい、結果的に魚を取り込めなくなってしまいます。落ち着いてサオとビシを置いてから、魚を取り込みましょう。巻きすぎは竿先を破損する原因にもなります。ビシは必ずコマセオケに入れるようにしてください」。

船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
(画像=ビシはコマセオケが定位置(撮影:TSURINEWS編集部・佐藤理)、『TSURINEWS』より引用)

最初の1尾を釣るコツ

「アジ釣りはタナ(魚の泳層)がすべてです。群れは海底から1~2mの位置にいるので、そこにハリ(エサ)を持っていく必要があります。しかし、これが初心者の人には意外と難しい。とくに潮が速いときは、仕掛けが流されてしまいがち。潮の速さはミチイトの角度で確認できます。出船前、私たち船長はできるだけ分かりやすく解説します。これをしっかり聞いて、素直に実践すれば魚をゲットできますよ」。船長のアドバイスをしっかり聞いて、最初の1尾を手にしよう。

船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
(画像=出船前にレクチャーしてくれる船も(撮影:TSURINEWS編集部・佐藤理)、『TSURINEWS』より引用)