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カワサキZ1が今も販売されている理由とは?
劇的な乗りやすさに感動するカワサキZ1の走り

カワサキZ1が今も販売されている理由とは?

日本では排気量の自主規制から正規販売が行われなかったZ1。しかし、非常に高額ではあるが、まだ中古車を買うことができる。

それは、海外市場でベストセラーになったからに他ならない。

今なお輝きを放ち続けるZ1!ゼファーもZ900RSもすべてのルーツはここにある!?【70s旧車バイク戦国時代】
(画像=KAWASAKI Z1RもカワサキZシリーズの派生モデル、『Moto Megane』より引用)

日本より湿気が少なく、道路事情が良いアメリカ市場で販売されていた車両はサビが少なくコンディションが良い。それが大量に残っていたのが幸運だった。

また、日本のレストア技術や、日本のリプロダクションメーカーの下支えもあり、多くのZ1が日本へ里帰りしてレストアされて販売されることが可能となっている。

劇的な乗りやすさに感動するカワサキZ1の走り

私もZ1には数度乗ったことがあるが、感動するほどいたって癖なく普通に乗れるのだ。

確かにクラッチやスロットルなど操作は重いし、ブレーキの効きも今ひとつ。しかし、フロント19インチホイールから生み出されるハンドリングはどこまでも素直かつ穏やかで、思ったラインをしっかりトレースすることができる。

パワーの出方も必要かつ十分で、パーシャルで走っても、フルスロットルで走ってもエンジンの鼓動感は爽快だ。

現代のバイクは乗り手の意思以上の加速やクイックなハンドリング、ブレーキの効きを発揮し、想像以上の乗りやすさと想像以上の速さを誇るが、乗り手の意思とは乖離してきている感は否めない。

そう考えると、Z1は十分エキサイティングでありながらも、乗り手と近い走りが堪能できる。

それは大変楽しくて気持ちの良いものだ。

デザイン、メカニズム、走り、その3つの超絶バランスがいきなり最初から成功してしまったのが痛快である。しかし、以降のZがすべて比較対象になってしまったのが不幸なところでもある。

まるで偉大な親を持つ二世政治家とか二世タレントのようなものかもしれない……。

今なお輝きを放ち続けるZ1!ゼファーもZ900RSもすべてのルーツはここにある!?【70s旧車バイク戦国時代】
(画像=角型ヘッドカバーなど各部を熟成させたZ1000Mk2、『Moto Megane』より引用)