春のメバルの釣り始め。大阪湾のライトゲームアングラーの筆者にとっては、2022年は4月5日がグッドコンディションに恵まれ、すばらしいスタートとなった。実はその一週間前は1尾という貧果に泣いているのだが、この日は15尾超に本チヌも2尾混じった充実の釣果をレポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

当日の状況

大阪南港の釣り場に立ったのは4月5日の19時頃だった。事前にちょっと用事をして、マヅメはまあ釣れないけれど、メバルは夜闇がしっかり暮れた方が釣れるし、と緩い気持ちで車をゆっくり走らせた。そういう、あえて焦らない心もちの裏には、前回三ヵ月ぶりに釣りに行って春の海の洗礼を思いきり浴びた悔しさもあった。

中潮周りの上げでスタート。20時頃満潮で、上げ潮が効いている時間から釣り始めた。いたってシンプルなメバリングタックル。前回はワームよりもどちらかといえばプラグのこちょこちょとアタったので、シャローレンジ潜行のミノーでキワをトレースしていく。

静穏な海に気配濃厚

東西に長い堤防をプラグスタートで一時間釣る。うーん、なかなか来ない。そう思っていたら突然、乗った。しかし、こいつはバラしてしまった。もうひとつレンジが合っていないのかなと思いながら、この日はなんとなくコロコロとルアーをかえる気になれなかったので、最初のプラグでとりあえずすべて通す。

海はいたって静かで、波っけも風っ気もない。オープンでぱしゃぱしゃとやっているライズ音が聞こえたりするのだが、ボラもうようよいるので打ちにくい。気配はあるのだが、やっぱりプラグでは難しかった。横長の堤防を東に行ききったところで、ワームにチェンジ。