釣り好きの気象予報士である筆者が、釣り初心者に知ってもらいたい天気のことをお伝えします。今回は「風と体感温度」について解説します。

釣りの楽しみ方をお伝え

今夜のごはんをゲットしたい!自然の中で楽しむ趣味が欲しい!ただただ暇で、何か始めたい!

これらはすべて釣りを始める理由になります。「釣りは定年を迎えたおじいちゃんがやる趣味」と思う人もいるかもしれませんが、上にあげた理由はなにも歳を重ねた男性に限ったことではありません。

若くたって女の子だって、こんな感情は普通に持ち合わせています。そんな一見とっつきにくいけれど、やってみたい!という釣り願望を持っている皆さんに、釣り初心者の私が気象予報士の視点も織り交ぜつつ、釣りの楽しみ方をお伝えします。

釣りの待ち時間は楽しい

魚釣りというのは、どうしても「待つ」時間が発生する趣味です。釣り糸を垂らした途端、次から次へと釣れるなら苦労しませんが、そんな甘いものではありません。それはベテランでもビギナーでも同じこと。みんな待つ時間を経て、じっくりと魚と勝負しているわけです。

釣り好き気象予報士に聞く「天気との付き合い方」:風と体感温度の関係
(画像=待ち時間も楽しい(提供:TSURINEWSライター多胡安那)、『TSURINEWS』より 引用)

待ち時間が数十分の時もあれば、平気で何時間も待ちぼうけをくらうことも。そんなたっぷりある暇タイムに釣り人の先輩たちは声をかけてくれたり、優しく教えてくれるわけです。釣り方のコツから潮の状況、魚の心理までそれはそれはありがたい情報です。