2日間でカラフトマス2匹

風も強くなり二本滝を後にして、無理を言ってモイレウシにも少々立ち寄ってもらった。ここは昨年9月10日には湾内がまるで養殖場の様にカラフトマスで真っ黒になった場所で、初心者や子供連れにも比較的優しいポイントだ。

世界遺産『知床羅臼』でカラフトマスを釣る 沖&陸から2日連続釣行へ
モイレウシの釣り場(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

当日はどこの場所に行っても、誰に聞いても散々たる釣果。今年は回遊が遅いのか、それとも昨年豊漁でカラフトマスの回遊周期である2年の間なのかは不明だ。2日間の釣果は古川さん、筆者共々カラフトマス2匹で終了したが、とても充実した釣行であった。

世界遺産知床での釣りの掟

ここは熊の聖地、人間がお邪魔していることを忘れずに。

当日は200kgを超える親子熊が出没。沖から監視している渡船の船長はいざという時には空砲を撃ったり、全速力で岸に来て釣り人を救出してくれるが、釣り人が捨てた食事等を一度でも食べたヒグマはその後近寄る様になり、やがては駆除されてしまう。

世界遺産『知床羅臼』でカラフトマスを釣る 沖&陸から2日連続釣行へ
熊の聖地(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

絶対に熊にエサを与えず、ごみは全て持ち帰る。世界遺産知床の掟を守り共存しながら釣りを楽しもう。

<前島宣秀/TSURINEWSライター>

世界遺産『知床羅臼』でカラフトマスを釣る 沖&陸から2日連続釣行へ
(画像=『TSURINEWS』より 引用)

提供元・TSURINEWS

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