「よどみ」をピンポイントで狙う
前日も乗船した吉田さんは滝を挟んで右側しか釣れなかったとのことで、大きな岩の陰にあるよどみのポイントが狙い目。今年は渋いのでピンポイントでよどみを狙わないと全く釣れないと教えてくれた。
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(画像=ポイントに投げ込む吉田名人(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)、『TSURINEWS』より引用)
ウキルアー5人、ウキフカセは吉田さんと、その仕掛けを使っているめぐみさんと筆者の三人だ。ポイントまで40~50m、ピンポイントでよどみへ投げ込む吉田さんはさすがに名人級、早々と釣りあげていた。
ヒグマにオジロワシも登場
2年で戻ってくるカラフトマスは昨年大豊漁だったこともあるのか、今年はかなり渋く、ウキルアーで魚を散らしてしまっているのか、めぐみさんもかなり手前で待望の一匹目をゲットしていた。
軽いオモリでの正確な投げ込みは、力任せでは安定しない。竿にオモリの力を乗せて真っすぐに振り込むことが大切だ。筆者もピンポイントで色々なよどみに投げ入れ釣りあげていると、ゴロタをヒグマが魚を探しに来たが、見つからなかったようでスタスタと駆け登っていった。
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(画像=ヒグマの姿も(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)、『TSURINEWS』より引用)
そして木の上には天然記念物のオジロワシも見えるなど世界遺産知床は懐の広さを堪能させてくれた。