そのほかのサンダーパスジャケットの特徴
サンダーパスジャケットの重量は
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サンダーパスジャケットの重量は約325gとかなり軽量です。重量は軽くて長時間着ていても苦痛になりません。これなら登山用に着ていくのはもちろんのこと、ザックに入れて体温調整用に持参するという使い方もできますね。また薄くて柔らかなその生地はコンパクトに折り畳めるため、荷物を圧迫せずおすすめです。
サンダーパスジャケットはパターンから違う
パターンというのは服の型紙という意味もありますが、この場合は例として1枚で済む部分を2つに分けてより立体的なフィットして動きやすいジャケットにするという意味になります。
そのパターンはサンダーパスジャケット独自のもので、登山の動きを考えて試行錯誤されて考えられたものです。
胴体と一体化した袖の作りで型崩れしにくく丈夫
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腕の上げ下げがしやすい一般的な衣類としてラグラン袖というパターンがあります。これは肩の縫い目がなく襟首から袖までが一体化した型紙で作る衣類のことで、よくサンダーパスジャケットの解説としても使われる言葉です。
しかし一般的なラグランとサンダーパスジャケットの作りはまた異なります。具体的には襟ではなくそのまま袖パターンが見頃の切り替えとなるので、ラグランの布面積が増えてより丈夫さがアップする作りです。
モンベルのジャケットの着心地がよいのは3レイヤー生地のせい
しかしモンベルのサンダーパスジャケットが着ていて動きやすい・腕の上げ下げで突っ張る部分がないというのはパターンだけが理由ではありません。
モンベルではその生地にまでこだわり、3レイヤーという手法を用いています。3レイヤー生地の特徴はそのしなやかさです。そのため体にフィットして、快適な体の動きを約束してくれます。
サンダーパスとモンベルのほかのウェア比較
サンダーパスジャケットのコスパのよさや機能について知るには、同じモンベル製品と比較してみるのがわかりやすいです。ここではサンダーパスジャケットの上位モデルと比較して、そのお得さについてご説明いたします。
サンダーパスジャケットとレインダンサー
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レインダンサーもモンベルのレインウェアでサンダーパスジャケットのひとつ上のグレードとなるものです。まず使われている素材ですが、どちらも同じで50デニールナイロン・リップストップというものを使っています。
重量はほぼ同じ・耐水圧と透湿性がレインダンサーの方が50,000mm以上、透湿性25,000g/m²・24hrsと性能が高くなっていますが、決してサンダーパスジャケットの性能が低いわけではありません。
価格と性能比について
それではサンダーパスジャケットの性能はというと耐水圧20,000mm以上、透湿性15,000g/m²・24hrsです。登山用のレインウェアはこの数値がちょうど基準となるため、登山にも適したレインウェアと認められます。
そして気になる価格ですがレインダンサーの方が倍まではいきませんが、7000円ほど高い設定です。
サンダーパスジャケットとストームクルーザー
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モンベルのサンダーパスジャケットと価格で比較すると約倍となるのが、ストームクルーザーというモデルです。こちらはGORE-TEX仕様であるというのが大きな違いでしょう。
生地は20デニールナイロンを使用しているため70gほどストームクルーザーの方が軽くできています。
価格と性能比について
ストームクルーザーは耐水圧50,000mm以上、透湿性35,000g/m²・24hrsです。そして価格は先程も申し上げたとおり倍から倍より少し高いくらいとなります。
ただしストームクルーザーで使われているGORE-TEXはGORE C-ニットバッカーという種類で、その上のトレントフライヤーと比較すると下位性能という位置にいます。
3種類のレインウェア比較まとめ
生地が厚く丈夫なのはサンダーパスジャケットとレインダンサー・薄くて軽いストームクルーザーとなります。GORE C-ニットバッカーにより柔軟性と防水・透湿性には優れてはいるものの、生地が薄く風に弱いのがストームクルーザーの特徴です。
このことから風の強い日にはサンダーパスジャケットかレインダンサーの方が適しています。