ホテル検索エンジンのホテルズコンバインドは「ワーケーション」(レジャーとリモートワークを併せた休暇)のニーズの高まりを受けて、「どこでもリモート ランキング」を調査・発表しました。
その結果、日本がアジア太平洋地域では第1位、世界では第5位にランクインしました。
日本、アジアで1位 世界で5位 通信環境や外出先の充実で高い評価
近年、より多くの人が柔軟な労働環境を支持し、「ワーケーション」(レジャーとリモートワークを併せた休暇)を希望する人が増えています。
ホテルズコンバインドは111カ国を詳細に分析し、旅費とアクセスの良さ、現地の物価、健康と安全、リモートワーク、ソーシャルライフ、気候の6つのカテゴリーにまたがる22項目のデータを分析し各国をランク付けしました。

ポルトガルは、気候の良さ、豊富な外出先、治安の良さ、物価が比較的安いなど、すべての項目で高得点を獲得し、総合的に世界で最もリモートワークしやすい国としてランクインしました。
「デジタルノマドビザ」発行する国も
ポルトガルでは、通常の観光ビザではひとつの国に長期滞在する事はできませんが、リモートワークをしながら滞在できる「デジタルノマドビザ」を発行しています。これにより高い英語力を持つ現地の人が多いことも、海外で働く人たちを惹きつけています。
スペインは、世界で2番目にリモートワークがしやすい国として選ばれました。理由として、インターネットのスピードが速いこと、コワーキングスペースが充実していること、デジタルノマドビザがあることが挙げられます。また、深刻な交通事故が少なく、LGBTフレンドリーな国であることも要因です。
日本は、韓国、中国、シンガポールなどの国々を抑え、アジア太平洋地域で1位、世界第5位となりました。
理由として文化的な観光スポットや外出先が充実していることで、ソーシャルライフ部門で非常に高い評価を得ています。
また、政治的安定性と交通事故の少なさから、健康・安全部門でも上位を獲得しています。また、ノマドワーカーにとって重要な要素であるインターネット環境を最高水準と評価され、リモートワーク部門においても上位にランクインしています。
文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ
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