言わずと知れた洋食の名店「たいめいけん」。
テレビや雑誌などでも注目される同店ですが、洋食の歴史とともに歩み続けた本格派です。
オムライスやカレー、ビーフシチューなどの昔ながらの洋食メニューが魅力で、今も多くのファンが通い続けています。
特に定番の「オムライス」と、「たんぽぽオムライス」は、一度は食べていただきたい美味しさです。
本記事では、2021年に移転した日本橋室町の新店舗の情報や、定番のオムライスについてご紹介します。
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【目次】老舗洋食店「日本橋 たいめいけん」を徹底取材!人気のオムライスを紹介
たいめいけんはどんなお店?
たいめいけんへのアクセス
たいめいけんはどんなお店?

たいめいけんは、1931年に現在の中央区新川に創業しました。
初代シェフの茂出木心護氏が「西支御料理処 泰明軒」にて修行し、その後「泰明軒」の屋号を引継ぎ独立したものです。
「西支御料理処 泰明軒」には洋食だけではなく中華料理もあり、東京で初めてシューマイを提供したお店と言われてます。

そのため、現在のたいめいけんでも、洋食店としては珍しくラーメンを提供しており、その頃の味を楽しめます。
また、初代シェフの「皆様のお料理のお役に立ちたい」という思いから「お料理110」を始め、料理に関する相談を無料で受けるサービスを始め、今なお続いています。
1978年には茂出木雅章氏が二代目シェフとして就任し、食料品の販売や、趣味で始めた凧のコレクションを展示する「凧の博物館」など多角的な事業を展開しています。

現在は、三代目となる茂出木浩司氏がシェフを務め、テレビや雑誌などの出演で広く知られています。
洋食の歴史とともに長く愛され続けている「たいめいけん」。
今回は、2020年に日本橋室町に移転した新店舗に伺いました。
新店舗へのアクセスや小皿料理の仕組み、定番のタンポポオムライスの魅力を徹底的にご紹介します。
たいめいけんへのアクセス

今回は、日本橋駅B10番出口から伺いました。

日本橋駅B10出口を出て左に向かうと日本橋が見えてくるので、信号を超えて橋を渡ります。

三越前駅B6出口を通り過ぎ、右の道に進みます。

20mほど進みます。

まっすぐ進むと、右手に「日本橋 たいめいけん」が見えてきます。
「日本橋 たいめいけん」は、1階と2階に分かれています。
1階と2階では、メニューが異なり値段も違うので、あらかじめ選んでおきましょう。
1階はカジュアルな洋食レストランになっており、定番のオムライスやハヤシライス、ラーメンなどをリーズナブルに楽しめます。
子供から大人まで、家族連れやデートで来ている方や一人で食事している方も入りやすくなっています。

2階は、本格的なレストランとして楽しめるようになっています。
1階のメニューよりもさらに手間暇かけて作られており、素材や味付けにとことんこだわっています。
また、1階メニューにはない「小皿料理」があるのが特徴。
小皿料理は、「たくさんの料理を少しずつを食べたい!」という常連客の声から生まれたメニューで、丁寧に作られた絶品料理を少しずつ乗せた御膳になっています。
小皿料理は2種類あり、「ムール貝のマリネ」や「鮑の酒蒸し 肝ソース」などの「一の膳」8,800円と、「国産牛ローストビーフ」や「牛タンシチュー」などの「二の膳」8,800円(各税込)から選ぶことができます。
前菜からデザートまで存分に味わいたい方は、「たいめいけん スペシャルコース」11,000円(税込)もおすすめ。
特別な日にぜひ注文してみてはいかがでしょうか。

現在(2022年1月時点)の営業時間は上記の通りです。
1階と2階で営業日が異なるので、あらかじめ確認することをおすすめします。
筆者が伺ったのは土曜日の13:00過ぎで、1階で待っていたのは2名ほどでしたが、その後10名ほどの列ができました。
今回は20分ほどで案内していただきましたが、通常はもっと混んでいるようなので注意が必要です。