フランスは、国内の新型コロナウイルス感染症の予防対策として設けていたワクチンパス提示義務について、そのほとんどを撤廃しました。

病院、高齢者施設、障がい者施設など一部の施設を除き、パスの提示をすることなく国内の各施設を利用できるようになります。同時に、屋内のマスク着用義務も撤廃されています。

目次

  1. 国内規制を大幅緩和 ワクチンパス提示やマスク着用が原則不要に

国内規制を大幅緩和 ワクチンパス提示やマスク着用が原則不要に

2022年3月14日より、フランス国内の新型コロナウイルス感染症に関する規制が大幅に緩和されました。

フランス政府は感染症拡大防止の観点から、飲食店、映画館、地域をまたぐ移動などについて、新型コロナワクチンの接種を証明する「ワクチンパス」の提示を必須としていました。

そうした中で、「第5波を超え、健康状態は数週間で著しく改善した」としてワクチンパスの提示義務をほぼ撤廃しました。

感染症による医療機関のひっ迫が軽減したことも今回の規制緩和に踏み切った理由の一つとしており、経済活動の段階的な再開を目指す方針です。

なおワクチンパスの提示義務は終了しましたが、病院、高齢者施設、障がい者施設で必要とされてきた「衛生パス」の提示義務は今後も継続するということです。

同時に、国内のマスク着用義務も原則解除されました。

2月28日以降、ワクチンパスを提示したうえで利用する施設に限りマスク着用は不要とされていましたが、3月14日からはすべての屋内施設に対象を広げ、マスク着用義務撤廃に動きを進めています。

ただし、公共交通機関、医療関係施設や介護老人ホーム内では、特例的に今後も着用が求められます。

政府は国内の規制は今後も感染状況によって変化する可能性があるとしていますが、今回の緩和による経済活動再興の期待は大きいと考えられます。

フランスはすでに入国規制緩和も進めており、ワクチン接種完了者であれば経由国・地域を問わず入国可能としています。

夏の観光シーズンを前に国内の規制を緩めることで、観光客の気軽な渡航や国内の経済活動を促進するねらいがうかがえます。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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